研究室配属を希望の学生さんへ
Q. 研究室訪問をしたいのですが,どうすればよいでしょうか?
友枝研究室の研究テーマ
友枝研究室では 数理モデル を用いて,身の回りの様々な現象の解明・問題解決に取り組んでいます.
主な研究テーマとしては,次の二つです.
渋滞学(渋滞現象に関する数理研究)
計算錯覚学(錯視現象に関する数理研究)
その他にも,やってみたいテーマや気になっている問題などがあって,数理を使って計算してみたい!という気持ちがあれば,持ち込みテーマも大歓迎です!
研究テーマの詳細については 研究のページ をご覧ください.
教員の業績については 教員紹介のページ をご覧ください.
卒業論文の研究テーマ
基本的には 渋滞現象に関する数理研究 / 錯覚現象に関する数理研究に沿ったテーマ が中心となります.
ただ,希望のテーマ・題材があれば,その希望に沿う形で一緒に勉強しながら進めることも可能で,様々な研究を行っています.
一緒に現象の数理モデリング研究をしましょう!
過去の卒業研究テーマについては メンバーのページ をご覧ください.
プログラミングについて
数理モデルを解析する一つの方法は プログラムを書いてコンピューターに計算させること です.
友枝研究室でも,コンピューターを用いて計算する機会が多いので,プログラミングは避けて通れません.
ただ,(研究室の先輩たちにお願いすることもありますが)プログラミングは最初から作っていきます.
そのため,今までプログラムを書いた経験が無い人や慣れていない人でも,研究室に配属されてから勉強してもらえれば全く問題ありませんし,十分間に合います.
(主なプログラミング言語)Python, Julia, Java, Processing, ...
研究に関係するかもしれない講義
基本的な知識はゼミで一緒に学ぶので,高校の数学の知識があれば十分です.
ただ,よりスムーズに研究を推進するためには,次の講義を履修しておくことをおススメします.
■ 基礎数学(解析):微分・積分の計算ができるようになっていてほしい.(友枝担当科目:秋)
■ 基礎数学(線形代数):行列の計算ができるようになっていてほしい.
■ 基礎数学(幾何):固有値と固有ベクトルの概念を理解しておいてほしい.
■ 社会現象と数理モデル:数理モデルを用いて実際の問題にどのように切り込んでいくかを体感してほしい.(友枝担当科目:春)
■ 応用数学(解析):モデリングの一つの方法である微分方程式を理解してほしい.
■ 数値・数量解析:方程式(モデル)をコンピューターで解く方法をマスターしてほしい.
■ テーマ別研究(エッシャーの数理):錯視作品を創作するプログラミングをマスターしてほしい.
■ ベクトル解析:錯視立体を作るための数学をマスターしておいてほしい.
■ プログラミング実習(Python):Pythonでなくても良いが,プログラミング言語を一つマスターしておいてほしい.(友枝担当科目:春)
さらに,次の講義をとっていれば,より発展した研究につながる発見があるかもしれません.(俺も履修してみたい!)
■ 活用法を体験するAI・データサイエンス:AIやDSの手法を数理モデル研究に導入できるかも!?
■ 認知科学:錯覚やドライバー心理に関連する知識が増えるかも!?
■ 認知心理学:錯覚やドライバー心理に関連する知識が増えるかも!?
■ 数理意思決定論:意思決定の数理モデリングがマスターできるかも!?
■ インテリジェントコンピューティング:機械学習が学べる!
■ 調査データ分析:実験データの分析ができるようになる!
■ ゲーム理論:ドライバーや集団における人の行動のモデリングにつながる!
■ コンピュータ・シミュレーション:渋滞研究で使える待ち行列理論や最適化など,Operations Research(OR)の知識を学べる!
■ 数理計画法:渋滞で出てくる道路網の研究で使えるネットワークの最適化手法を学べる!
■ 景観デザイン:錯視研究に重要な視覚情報処理や奥行き知覚について学べる!
■ コンピュータ・グラフィックス:錯視研究で使える可視化の技術を学べる!
■ 画像情報処理:錯視研究で重要な色彩に関する知識を学べる!
■ 人工知能:自動運転に欠かせない人工知能について学べる!
■ 関数解析:フーリエ変換について学べる!
■ 機械学習実習:機械学習+Pythonをマスターできる!
研究室での勉強・研究・イベント
研究室セミナー
講義期間中,週1~2回のペースで研究室セミナー(本読み or 研究報告)を行います.
■ 本読み:各自興味のあるテーマに関する専門書/論文を読み,理解した上で,発表してもらいます.
# 本読みの解説資料として,TeXを用いたレジュメ(or ノート)も作成し,研究室クラウドで共有します.
■ 研究報告:各自の研究テーマに沿って研究を進めて,その進捗状況を発表してもらいます.
# 発表内容は全てTeXやpptでまとめ,研究室クラウドで共有します.
セミナーは必修科目(専門演習,卒業研究)なので, 時間厳守 です.
遅刻・欠席する場合は事前に必ず連絡をすること.
学会発表
研究の進捗次第ですが,これを目指して研究すること!
過去の先輩たちの発表については メンバーのページ をご覧ください.
その他 各種イベント等
■ 研究室合宿(夏・冬)(夏は全員参加・研究発表アリ.冬は自由参加・研究発表ナシ):年2回
■ 研究室歓送迎会・忘年会・新年会:不定期
■ 車や人の研究実験:不定期(人手が必要なので,研究テーマに関係なく手伝ってもらいたい.)
■ 学外での講演・ワークショップ・学会聴講:不定期(研究に役立ちそうな講演を聞きに行く.)
■ 研究室みんなで遊ぼうぜ(体育館で体育とか):不定期
研究室配属にあたって
■ 自主的/自発的に動くように!
# 講義は「勉強」で受け身でも進んでいましたが,「研究」は受け身では何も進みません.
# 自分が没頭できるようなテーマを探してみてください.(もちろんこちらからも情報提供しますので,たくさん相談してください.)
■ 決められた時間やルールを守るように!
# 社会では当たり前のことです.大前提.
■ 数学の深い知識が無くてもOK!
# 高校の数学の知識があれば,十分です.大学1~2年生の微積分や線形代数があれば,よりスムーズです.
# その他の必要な知識は,本読みや研究を通じて自然と身に付きます.
# これも受け身では進まないので,あくまでも「自主的に頑張る」ということが前提です.
# 効率よく知識をゲットするためには,上に挙げた授業で必要そうなものに出てもらう方が早いかなと思います.
■ プログラミングスキルも身に付きます!
# プログラミングについては,お互いのノウハウを研究室のメンバーで共有したり,ゼミでコメントしたりするので,研究を進めながらマスターしていきます.
研究室年間スケジュール
細かいスケジュールは配属後に Google Calender で共有します.
4月 | 研究室配属【B3,M1】 歓迎会【全員】 |
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8月 | 夏合宿【全員】: 勉強内容紹介【B3】・卒論テーマ中間発表会【B4】・研究成果発表会【M1, M2】 学会発表【B4, M1, M2】 |
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12月 | 大掃除・忘年会/新年会【全員】 | |
1月 | 卒論提出・卒論発表会【B4】 修論提出・修論発表会【M2】 冬旅行【自由参加】 |
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3月 | 学会発表【B3, B4, M1, M2】 追いコン【全員】 |
卒業後の進路について
友枝研究室は2022年度新規立ち上げのため,進路に関する情報はまだありません.
前任校での進路として,
大学院進学,私立高校教員(数学),舞台美術系企業の企画職,
保険系企業SE職,ソフトウェア開発企業SE職,web開発企業SE職
などがあります.
研究室訪問について
希望者は,メール・X(Twitter)・Line・Instagram等,何でも構わないので,友枝までご連絡ください.